【2017春アニメ】今話題のサクラダリセット その原作とは!?
1.サクラダリセット ってなに?
『サクラダリセット』
ネットや書店なんかでも大きく広告されていて、最近よく目にしますね。
アニメ化、映画化、と怒涛のメディア化を引き起こしている本作。
私は最初、絵柄的に.最近の漫画とかなのかな?なんて思っていました。
しかし、違うんです。
気になって調べてみると色々分かったので、紹介しちゃいます!
本作は 2009年6月 から 2012年4月 まで 全7巻が刊行された........
角川スニーカー文庫 全7巻 著者:河野裕 イラスト:椎名優
ライトノベルなんです!
ラノベ原作でいきなりアニメ化&映画化というのは珍しいですね。
それほど魅力的な作品だと評価されたということなのでしょうか。
2. あらすじ
どんなお話なのか、ググってみました。
能力者の存在する街・咲良田に住む浅井ケイは見聞きしたことを完全に思い出す「記憶保持」の能力を、春埼美空は世界を最大3日分擬似的に巻き戻す「リセット」の能力を持っている。ケイ達は、能力者を管理する公的な機関・管理局の「奉仕クラブ」に属し、依頼されて能力を使いながらも平穏な日々を送っていた。そんなある日、「マクガフィン」を巡る事件の発端となる依頼が舞い込んでくる。
カテゴリーに分類すると、どうやらライトノベル定番の「異能もの」にあたります。
1キャラクターに1能力づつが割り当てられ、その能力を主軸にして物語が展開されていきます。
部活に所属して、そこに舞い込んでくる問題を解決していく、という構造も定番です。
では、『サクラダリセット』がどうしてこんなに注目されているのか?
その理由は、ありがちなライトノベルとは違い、それぞれのキャラクターの心が丁寧に描かれ、それを最大限に演出する世界観にあります
3.ラノベらしくないラノベ
サクラダリセットでは、キャラクター固有の能力が、その人の「願い・想い」に起因しています。
例えば、主人公のケイの能力は「記憶保持」ですが、これは何かを忘れてたくない、という強い想いに起因しています。
ケイの信念や想いを、能力を媒体として行動に現します。
つまり、サクラダリセットのストーリーは、
「想い=能力」を主軸にして展開されます。
近頃のライトノベルは「萌え!」「バトル!」「面白い!」などのはっちゃけたもの重視されます。(売れるので)
しかし、ライトノベルというカテゴリーの中で、「人の想い」という軽くはないテーマでありながら、これほどまでにライトノベル読者を魅了したのが本作です。
どちらかというと、純文学に近いのかもしれませんね。
4. まとめ
能力の象徴である想いをテーマとした本作は、人と人との関係が繊細に描かれている。
また、線蜜に構成されたストーリーは、キャラクターの愛や自己犠牲、優しさや傲慢といった人間の「想い」を美しく演出します。
アニメ&映画も今年の春から始まるそうなので、気になる方はぜひチェックしておきましょう!